■ 作品のコンセプト

タイトルは、「葆光ーさかずきー」
素材はアクリル板に油彩で着彩したものを、角材で組んだ構造体にはめ込んでいくというもの。 イメージとしては時間の降り積もった恭仁京跡に杯を捧げ、日中のあふれる陽光と闇夜に篭れる陰光に浮かび上がる色彩を見てみたかった。 芝のキャンバスにアクリル版の絵の具をひろげて、どんなストロークが叶えられるか。それは描くことをひろげていくこと。

■ この場所に展示しての感想

 土 雨 風 そして光。昔から変わることのない自然のすべてを感じながら、何かにあらがうのではなく、過去の時間を味方につけて立ち上がりゆくものを眺められた。目新しいイメージが作品を引っ張るのではなく、色んな力を借りて底から押し上げられるように描いていきたいとより思えた。

■ 特別配信の視聴者に向けたメッセージ

 世界にはここ恭仁京跡と同じような、変わらない時間と光が降り注ぐ場所がたくさんある。たとえこの場所に立てなくても、モニター画面のスイッチを切ったあとに思いを巡らせて世界を眺め続けて生きていく。その繰り返しをどうこう言うよりも、遠く離れた出会うことのない人や場所と速いキャッチボールがしてみたい。この作品形態は場所に応じた再構成と設置が可能。


出展作家プロフィール

◆ 伊吹 拓 Taku Ibuki ◆

音と光が大胆に行き交い、ドラマチックな交響楽ともいえる抽象画を制作。
その表現の場はギャラリーにとどまらずショールームやレストラン、神社や工場跡など日常の様々な場所と融合した作品にも挑み「絵画」の可能性を拡張し続けている。

1977.京都府生まれ
2001.大阪教育大学 卒業
2003.京都市立芸術大学大学院 修了

【近年の主な個展】
2020.「Lap time」GALLERY301(神戸 ʻ19 ʻ18 ʻ17 ʻ16 ʻ14 ʻ13 ʻ12)
          「時と想像」Note Gallery  (大阪 ʻ17 ʻ15)
2019.「Painting Lap」PORT ART&DESIGN TSUYAMA(岡山)
2018.「葆光」GALLERY wks.(大阪 ʻ03)
2017.「SHOW UP」M BASE 大丸神戸店(神戸)
2016.「SPUR」梅田蔦屋書店(大阪)
2015.「Beyond the Screen」the three konohana (大阪 ʻ13)
             Da・Maedaイタリア料理店内展示(京都 ʻ11 ʻ08 ʻ06 ʻ04)
2014.「absorb」Rouge Blanc Gallery(大阪)
             ARTE Simposio   イタリア料理店内展示(西宮/兵庫)
2012.「you」STREET GALLERY(神戸)
2011.「あるままにひかる」neutron(京都 ʻ08 ʻ05)
          「絵の声 色の夢」  neutron tokyo(東京 ʻ09)
          「絵の声 色の夢」  Gallery Den mym(京都 ʻ08)
          「絵の声 色の夢」  DELLA PACE(神戸 ʻ09)

【芸術祭・レジデンス】
2020.六甲ミーツアート芸術散歩 関連企画(神戸)
2019.アーティストファミリーレジデンス in 岩見沢(北海道)
2018.木津川アート(京都 ʻ16 ʻ14 ʻ12 ʻ11)
2017.ひらかたまちかど空間アートフェスティバル(大阪)

【アートフェア】
2019.ART OSAKA(大阪 ʻ18 ʻ17 ʻ15 ʻ13)
          ART in PARK HOTEL TOKYO
2017.ART KAOHSIUNG(台湾 ʻ16)

【絵画監修・壁画制作】
2020.中村工芸カタログ作成 -DIALOGUE-(大阪)
2019.映画「コンプリシティ – 優しい共犯 -」絵画監修
2018.ゆかたぎゃらりぃ 大丸神戸店企画 絵画監修
2017.レクサスショールーム  作品展示(大阪)
2014.八木保育園 外壁画制作(姫路/兵庫)