■ 作品のコンセプト

人、物、出来事などの関係性にみられるダイナミズムは、人の目に映るものではありませんが、関係性とは何かの連なりであり、構造があると考えられますので、なんらかの形や機能を持っていると想像しています。
それを現実に表そうとしたならば、どんな形でしょうか。
複雑に絡まった網目(ネットワーク)なのでしょうか。
それは複雑に見えるようで実は一本でできているのではないだろうか。
そんな考察の数々を触っていただける形あるものにしてみました。

■ この場所に展示しての感想

遠くまで開かれた緩やかな田園ですが、ここにはかつての内裏(皇居)があったのだと思うと感慨深くなります。住まう人々をいつも見渡せる、そんなに高台でもなく、何か穏やかな生活との地続きの場所であったのだろうかと想像が膨らみます。

夜には闇が広がりますので、その暗闇を利用しようと思い、黒布を配置して光に輝く作品のみが浮かび上がるような情景を作ろうと考えました。ランダムに配置されたかのような網の山々は、瓶原を囲う低い山の連なりと重なって見えていきました。

■ 特別配信の視聴者に向けたメッセージ

私の作品は、観るだけでなく触って体感していただける事を常としてきました。それは、触ることや体感することを通じてでなければ伝えることの出来ない身体感覚はじめ、身体に付随する概念があるからです。

今回は動画と通じてのご鑑賞となりますので、上記の考えはひとまず置いといて、視覚的な面白みをお伝えしてゆきたく存じます。肉眼では捉えられぬ光彩感やコントラスト、鋼線一本一本の滑らかな反射光など、細やかなディテールをご堪能いただければ幸いです。


出展作家プロフィール

◆ 奥中章人 Akihito Okunaka ◆

京都府木津川市加茂町在住 美術家

あおいおあ / AO Institute of Arts 共同代表

木津川市山城総合文化センター 体感アート講座 主宰

静岡大学 教育学部 卒業

静岡県立美術館ならびに知的障害者の社会福祉施設にて美術遊びの講師を務めたのちに近現代の思想を学び美術家となる。
野村財団、朝日新聞文化財団などの助成を得てフランス・韓国・中国のAIRで長期研修に就く。
各地の地域アートで研鑽を積み、体験的な巨大作品やワークショップ開発をする美術家として国内外で発表する。
国際展のキュレーションや地域のアートセラピーも担い、包括的に美術活動を重ねる中で新興の美術家として新しいまなざしを示したい。

【LUXELAKES A4 美術館 ARIE2019  国際レジデンスプログラム】

【日中現代美術交流展2019 《適地適作》】

【野村財団2019年度下期芸術文化助成】

【六甲ミーツ・アート芸術散歩2017主催者特別賞】

【第七回モスクワ国際ビエンナーレ・パラレルプログラム《Yearning for The Sky》】

【川口市立ギャラリー・アトリア《アートで解明!空気の正体》】

【木津川アート2016グランプリ+市民賞 】

など