2021年2月13日土曜日に収録しました「よみがえる恭仁京」の岩船寺ライトアップの様子を特別配信でお届けいたします。

岩船寺の入り口から山門まで色鮮やかな足灯りに照らされていて、
山門までの石段をのぼるところからワクワクしてきます。

本堂の自然な灯りから、阿字池や十三重石塔もライトアップされていて境内は幻想的な空間が広がっていました。

ライトアップされた三重塔
階段をあがり、一歩づつ近づいて見上げる三重塔は、迫力があり色鮮やかに朱く美しい塔の姿に見入ってしまいました。

四季折々に咲く花や、樹々の葉色が移り変わる景色も楽しみになる岩船寺にまた訪れたくなります。


岩船寺 植村副住職インタビュー

 小  林 > こんばんは、リポーターの小林です。今日はお願いいたします。
植村副住職 > 副住職の植村です。よろしくお願いいたします。

 小  林 > わぁ、三重塔のライトアップがされてとても綺麗ですね。
植村副住職 > 日中の雰囲気とはまた違って、ライトアップされた三重塔は幻想的な風景となっております。近く行ってみましょうか。
 小  林 > 近くで見るとやっぱり迫力が全然違いますね!
植村副住職 > そうですね、大きい塔ですので。

 小  林 > 副住職お伺いしたいんですけど、岩船寺の歴史について教えていただけますか?
植村副住職 > 岩船寺の歴史と言いますと、草創は天平元年(729年)年に聖武天皇が、僧の行基に一つの阿弥陀堂を創らせたというのが始まりです。のちに、弘法大師空海のお弟子さんであります智泉というお方が、嵯峨天皇のお子さんの皇子誕生祈願をなさいまして、後に仁明天皇がお生まれになったということです。その恩恵を受けまして、膨大な土地をいただき、岩船寺の最大規模の時には39坊という僧坊が建っていたのですが、承久3年(1221年)鎌倉時代の兵火によりまして、現在の岩船寺だけしか残されておりません。本堂には丈六座像の阿弥陀如来像や四天王立像、普賢菩薩騎象像などの仏像がお祀りされております。境内には五輪石塔、石室不動明王、十三重石塔、三重塔の貴重な文化財が現在も残されております。

植村副住職 > また岩船寺は花の寺としても知られておりまして、四季折々のお花が咲くんですけれども、特に6月に咲く紫陽花が有名なお寺となっております。
 小  林 > そうなんですね。ぜひ私も次は、紫陽花の時期に来たいと思います!
植村副住職 > 是非来てください。

 小  林 > ありがとうございました。
植村副住職 > ありがとうございました。


【岩船寺(がんせんじ)】
加茂町南部、南当尾一帯は古く「小田原」とよばれ、仏教文化が花開いたところでした。その中でも、当寺は平安時代を代表する寺院です。行基開基を伝え、行基が鳴川に建立した阿弥陀堂がそのはじまりとされ、弘安2年に至って鳴川山寺の東禅院潅頂堂を岩船に移し、同8年に供養したといわれていますが定かではありません(『岩船寺縁起』)。本尊は阿弥陀如来像で10世紀を代表する仏像として知られています。三重塔(室町時代)は中世後期の代表作ともいわれており、重要文化財に指定されています。

〇みどころ
梅、椿、桜、睡蓮、百日紅、紅葉など、四季折々の草花が豊かです。門前には鎌倉時代といわれる石風呂があります。岩船寺から浄瑠璃寺までの下り坂の散策を楽しめば、磨崖仏などの石仏や、地場の野菜や漬物が並んだ吊り店を楽しむことが出来ます。是非一度歩いてみてください。

【アクセス】
JR「加茂駅」より徒歩約1時間30分。またはコミュニティーバス当尾線「岩船寺」下車すぐ
JR・近鉄「奈良駅」からは「急行バス 浄瑠璃寺(季節運行)」下車徒歩約40分。またはコミュニティーバス当尾線乗り換え「岩船寺」下車すぐ

【岩船寺HP】 http://gansenji.or.jp/